おキャット様の健康を守りたいけど、ペット保険ってよく分からん。そう思っている飼い主さんは、きっと多いはず。保険の話って難しいし、PR関係の記事が多くて「結局なんなんや」ってなったりもしますよね。
ゆあ
目次
メリットも解説!そもそも「ペット保険」ってなに?
ペット保険は、人間みたいに公的な保険ではなく、民間の保険会社が提供しています。1970年代からヨーロッパを中心に普及しましたが、日本で本格的になったのは2000年代に入ってから。まだまだ歴史は浅いのです。
加入すると、こんなメリットがあります。
- 動物病院で治療した時に安くなるので、経済的な負担が減る
- 金銭的な負担が減るので、飼い主さんの精神的な負担も減る
- 病院へいくハードルが低くなる
- 治療の選択肢が広がる
補償パターンは2タイプだよ!
①定率補償型
ちょっと難しい単語が出てきましたが、大丈夫!(?)
これは負担した治療費のうち、一定の割合を保証するタイプ。現在のペット保険の主流です。治療費の50%か70%を保険で補償してくれるものが多いです。
②定額補償型
またまた難しい言葉ですが、これもかみ砕いて覚えれば大丈夫!
こちらは一定の金額を保証するタイプ。ただし、支払限度や限度回数(日数)が決まっているので、「ガンガン使えるぜ」と言うわけではないです。
ペット保険への加入条件は?
まず「健康体であること」。病気の既往歴や先天性疾患によっては、契約できないこともあります。
そして、年齢も重要。最近ではシニア専用のペット保険も登場していますが、新規加入できる年齢には上限があることが多いので、注意が必要。一定の年齢になったら継続し続けられないものもあるので、こちらもチェックしたほうがよいです。
(加入条件のハードルはまだまだ高いのではないかなと個人的には思います。)
保険料はいくらくらい?請求法どうする?
保険料は年齢や品種、体の大きさなどで決まります。猫の場合は年齢が重視され、保険料が決まることが多いよう。保険料は「年齢と共に上がるもの」と「年齢に関係なく一定のもの」があります。
請求方法は2タイプ
- 後日請求
一度、病院で全額払って、後日、請求する形。保険金請求書や動物病院の領収書などを保険会社に提出します。 - 窓口清算
こちらは保険プランに合わせて、自己負担分のみを病院で支払う形。後日、書類などを用意しなくてもいいので、手間が省けます。ただ、窓口精算できるのは加入しているペット保険の対応病院に限られるので、対応していなかった場合は後日請求と同じ請求法になります。
ゆあ
実際にペット保険を利用してみて感じたメリット
3年前、筆者はジジとコタロウだけPS保険に加入させていました。ジジは3ニャンの中で一番体が弱く、目がぐしょぐしょになってしまうことが多かったため。コタロウは当時、嘔吐をくり返していて、やっと快方に向かってきた頃だったので備えておきたいと思ったから。
対して、レオはぴょんぴょんしていたので、個人的に、「この子はいますぐ保険が必要な状態にはならなさそう」と思い、2匹だけ「50%補償プラン」を契約しました。
ゆあ
結構前なので、現在とは違っているところが多々あるかと思いますが、毎月の保険料はひとり当たり2,500円程度。金銭的にも、それほど負担にはなりませんでしたし、たしかに通院へのハードルがぐっと下がりました。
ペット保険を利用して感じたデメリットとは?
デメリットだと思ったのが、請求法。後日請求タイプだったので、あとから書類を準備していたのですが、その流れが個人的には少し不便に感じました。
- 電話をかけて保険金請求書が欲しいことを伝える
- スタッフの人に病状を説明する(結構詳しく伝えていた記憶がある)
- OKが出れば、数日後に保険金請求書が届く
- 動物病院の領収書と共に返送
- 数日で対応してもらえる
また、これは私がうっかりしていたのが悪いのですが、動物病院のレシートを捨ててしまったり、領収書に印鑑を押してもらわなければならないのに忘れてしまったりと、加入しているのに請求できないことが多々あったので、保険の継続を再検討するようになりました。
あと、正直、何も起こらなかった月は保険料の支払いをもったいなく感じてしまうことも…。
ゆあ
結局、解約して「貯金」に切り替えることに…
悩んだ挙句、私は2~3年ほど続けた末にペット保険を解約しました。自分にはペット保険よりも、貯金をしておキャット様たちのもしもに備えるほうが合っていると思ったからです。
自分が解約したからペット保険は勧めないんだということを言いたいのではなく、個人的には「ペット保険」と「貯金」、どちらの選択を選んでもいいと思っています。飼い主さんの性格や金銭的な事情、価値観などは様々なので、自分が納得できる命の守り方を見つけられたらなあと。
個人的には、これから猫の寿命は延びると思うので、必要な時に本当に役立つペット保険がもっと出てきてほしいです。老いはどんな生き物にもやってくる。その時に飼い主さんだけが負担を抱えるのではなく、頼れるものがあれば、動物はより豊かな最期を迎えられると思うので、先の見えないシニア期を守ってくれるものが登場してほしい。
ゆあ