おキャット様にウマウマなご飯を献上したい。下僕は、みーんなこう思っているはず。でも、実際にどんなものを選んだらいいのか迷っちゃうこともあると思います。特に初めて猫と暮らす方にとって、キャットフード選びは未知の世界。(どこがどう違うのか分かりにくい…)
ゆあ
もちろん、おキャット様によって食いつきの差などの個体差はありますし、健康状態によって適したフードが違うなどはありますが、ひとつの参考にしていただけたら嬉しいです。
目次
下僕がおキャット様たちに貢いでいるキャットフード
ゆあ
レオンに貢いでいるキャットフード
我が家ではレオンだけ、ナチュラルバランスの「グリーンピー&ダック」。
別記事で詳しく紹介しますが、レオンは「形質細胞性皮膚炎」という病気で、以前、肉球の中身が表面に出てイボみたいになったので、手術をしました。
この病気は再発する可能性があるのですが、その時に色々な飼い主さんにお話を伺ったら、アレルギー対策用のフードにしたら再発しなかったという声が多かったので、このご飯をあげるようになりました。(ちなみに我が家もそれから再発はしていませんが、個体差などはあると思います。)
ジジとコタロウに貢いでいるキャットフード
ジジとコタロウにはネスレのピュリナワンの「下部尿路の健康維持 F.L.U.T.H.ケア (チキン)」と「美味しさを求める成猫用(チキン)」をローテーションしながらあげています。
ピュリナワンを選んだ決め手
そして、ジジとコタロウが食べているピュリナワンを選んだ決め手は「ネコDK」という雑誌を見て、栄養面がばっちりだったからです。
しかし、飽きる事も…
最初は、「下部尿路の健康維持」だけをあげていましたが、ある日、おキャット様たちが飽きて、食事放棄をしてしまい…。
それ以来、「下部尿路の健康維持」に口をつけにくくなってきたら、「美味しさを求める成猫用(チキン)」をあげて、食べる楽しみを味わってもらうようにしています。(これの食いつきがマジですごい)
貢いでいるウェットフード・缶詰は?
我が家では、毎週土曜日に「今週もお疲れさまでした」の気持ちも込め、ウェットフードをあげています。ウェットフードはドライフードよりも水分量が多いので、水を飲む量が減る冬は内容量の多いものをチョイス。しっかりと水分を取ってもらおうと思っています。
週1回の頻度になったのは、コタロウのお腹が弱いから。
大好きな猫用おやつ「ちゅ~る」を食べても下痢にならない頻度を探った結果、週1回になりました。あと、噛む力が衰えるのを防ぎたいので、ドライフードを少しだけ混ぜ込んでいます。
実際にあげているウェットフードは、こんな感じ。
無一物シリーズ
何も入れないまぐろだけのたまの伝説
ヒルズ「a/d」缶
MiawMiaw
キャットフードを選ぶときのポイント
ゆあ
- もし仕事量が減っても購入し続けられる金額
- おキャット様が食べる楽しみを感じられる
もし仕事量が減っても購入し続けられる金額
ひとつめは私がフリーランスであり、持病があることが大きいかも。仕事が減ったり、自分に万が一のことがあったりした時に慣れ親しんだフードではなくなるのは、ストレスになる&健康面が心配なので、長期的に続けられる金額のものにしようと思いました。(貯金も頑張るぞい)
おキャット様が食べる楽しみを感じられる
ふたつめは、自分が手術した時に食べる楽しみがない食事の悲しさを味わったからです。私は先天性心疾患のため、小4で大きな手術をしたんですが、術後に厳しい食事制限で、1日に塩分量や水分量が決められていて、脂質が取れない状況でした。
その時、「体にいい食生活=楽しい食事」じゃないんだなと思ったり、食事をストライキして看護師さんを困らせてしまうほどご飯の時間が苦痛で仕方なかった。だから、おキャット様にも私たち人間と同じように“食べる楽しみ”をちゃんと味わって、心も満たしてほしいと思っています。
こんな思いから、安心できる成分+食いつきがいいものを探した結果、ピュリナワンに行き着いたという経緯も実はあります。
キャットフードの豆知識
ゆあ
良質なキャットフードとは
「大好きなおキャット様に良質なキャットフードをあげたい」って思った時は、主原料をしっかりとチェックすることが大切です。
主原料とは、そのキャットフードに一番多く使われている原材料のこと。裏面のパッケージの最初に書いてあるやつです。
※ここには着色料(赤色、黄色など)や酸化防腐剤(BHAやBTA)なども記載されているので、そちらもチェックです。
安いキャットフードは…
安いキャットフードは主原料が、「穀物」になっていることがほとんど。(※とうもろこし、麦、米など)でも、猫はもともと肉食動物なので、穀物よりも良質なタンパク質が多く摂れるキャットフードを食べさせてあげることが大切だと言われています。
ちなみに、一般的なキャットフードを食べさせた時に嘔吐や下痢、脱毛などのアレルギー反応が出てしまう子には穀物を使用していない「グレインフリー」をあげるのがおすすめです。
グレインフリーのフードについて
グレインフリーは最近、注目が集まっているので、「うちの子も切り替えたほうがいいのかも…」と迷っている飼い主さんもいるかもしれませんし、実際にそうした相談を頂くこともありますが、アレルギー反応などが見られない場合は今のままで大丈夫です。
なぜなら、穀物は猫にとって“悪いだけのものではない”から。猫は穀物を消化するのが得意ではないとよく言われますが、最近では「適切に調理された穀物については十分に消化することができる」と言う専門家も増えてきており、穀物から得られる栄養もあります。(ペットフードの世界は結構ややこしいです…)
なので、キャットフードを選ぶ時はグレインフリーかどうかより
- 主原料が肉か魚か
- 持病や疑われるアレルギーをケアできるか(獣医師さんと相談してみてください)
- 猫自身、食べる楽しみがあるか
- 今の仕事が、もしなくなったとしても長期的に続けられる価格か
こうした点を意識しつつ、探すのが個人的に良いと思います。食べることは、命を紡ぐこと。
栄養面が安心できるだけでなく、「今日もごはんがおいしい!幸せだなあ」と愛猫がほっこりしてくれるキャットフードをあげれたら、多めのスリスリを頂ける下僕に近づけそうな気がします。