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争いのない多頭飼いライフを!新入り猫を迎える時に気をつけたこととは?

ゆあ

数年前、下僕は「多頭飼いをして、たくさんのおキャット様たちと暮らしたい…」という憧れを叶えるため、ジジの後にコタを迎えました。でも、いざ、多頭飼いしてみると、想像していた倍の倍の倍、大変で…。

今回は当時のことを振り返りつつ、新入り猫を迎える際に気を付けたいポイントや、争いのない多頭飼いライフを送るコツを解説していこうと思います💡

生後1ヶ月半で我が家にきたコタロウ


ゆあ

コタは生後1ヶ月半くらいの頃、地元の動物保護団体さんから譲り受けた子。
実は最初、茶トラの男の子を譲ってもらったのですが、その子が亡くなってしまって。

(一緒に過ごせたのはたったの1週間でしたが、今でも本当に大好きです)
その後、団体の方から「毛色は違うけど、この子なら元気がいいよ」と紹介してもらい、お迎えしました。

その言葉通り、家に来た時からめっちゃやんちゃ。

その姿を微笑ましく見守りつつ、ジジと仲良くなってもらうために頑張ろうと思いました。

新入り猫を迎えた時に気を付けたこと

①いきなり対面させない

ゆあ

当時はまだ私はライターをしておらず、ペット可のアパートに住んでいました。昼間は家にいられなかったので、誤飲や怪我などを防ぐため、コタにはケージの中で過ごしてもらうことに。ジジとは別室にしていました。

昼に遊べない分、夜はケージから出し、寝室で思いっきりストレスさせるよう、意識。

そして、お互いが気に入っているベッドやおもちゃは時折、交換。においの交換をすることで、お互いの存在を認識してもらえるようにしていました。

ケージ越しでの対面をさせたのは、迎えて1ヶ月ほど経った頃。その際は対面させる時間を少しずつ長くしていき、ジジの威嚇を観察。威嚇をしなくなった段階で、見守りながら1~2時間ほど同室で触れ合わせるようになりました。

②優先順位は「家に迎えた順」

ゆあ

コタを迎えた時、特に配慮したのがジジのメンタルケア。

動物だって、いきなり新しくやってきた「へんなヤツ」に飼い主がデレデレしていたら、悲しいはず…。「居場所がなくなった」と思って、家出を目論む子もいると聞いていたので、とにかくジジを優先的にかわいがりました。

2匹が一緒の空間で過ごすようになってからはより、ごはんやおやつ、遊びなど、すべてのことをジジ優先で行い、「新しい子を迎えても大好きな気持ちは変わらない」ということを態度で伝えていきました。

③とにかく焦らない

ゆあ

本当にうちの子たちは、仲良くなれるのだろうか…。
そんな不安を抱くこと日も、もちろんありましたが、こうした焦りは猫たちに伝わるし、嫌な自分になってしまうので、自身のメンタルケアにも気を配りました。

「仲良くなれなかったらどうしよう」ではなく、「仲良くなれなかった時の対策を今のうちに考えておこう」に思考を切り変えたら、心が少し楽になりました。

④飼い主は介入しすぎない

ゆあ

猫のことは猫同士に任せておけばいい。そう言われもしますが、初めて多頭飼いする時はどうしても心配になってしまうもの。特に私は根っからの心配性なので、つい手を出したくなることが多々ありました。

ただ、コタを甘噛みすることで「私のほうが上」と意志表示するジジの姿を見て、たしかに猫の世界には猫にしか分からないこともあるなとハっとさせられもしたので、基本的には見守り、あまりにも取っ組み合いが激しくなったり、大きな声で鳴いたりした時には引き離すことに。

ジジの場合、ペットショップ出身で他猫との交流があまり得意ではなかったので、コタにどう接していいのか戸惑っている部分もあったため、本気の喧嘩になる前にストップをかけるようにしていました。

⑤一緒にいる時に嬉しいことをする

ゆあ

お互いに対していい印象を持てたら、一緒にいることが心地よく感じられるはず。

そう考え、仲良く一緒にいる時は積極的に大好物のおやつをあげたり、おもちゃで遊んだりし、「この子といるといいことが起こる」と学んでくれるようにしていきました。

動物にも言葉や想いは伝わると思っているので、2匹を交互に撫で、「仲良くできてすごいね」との声かけも。「愛されているんだ」と「楽しい」の両方の気持ちを感じてもらえるよう、意識していました。

どれだけ時間をかけても仲良くなれなかった2匹


ゆあ

しかし、コタが大きくなると突然、下剋上が…。仲良く隣で眠ってくれることもあったのに、ジジを追いかけ、甘噛みし、それにジジが怒ることが増えていきました。

最初は運動不足によるストレスかもしれないと思い、遊ぶ頻度を増やしたのですが、状況は悪化するばかり。これはいかんなと思い、住み分けを検討していた頃にちょうど家を建てる話が出たので、とことん猫が満足できる環境にしてみることに。


環境の変化でテリトリーが一新されると、猫同士の仲が好転するという話も書籍で見たことがあったので、期待していました。

けれど、関係の修復は叶わず…。そんな時、ある書籍で新しい猫を迎えると猫の関係性に変化が見られる場合があるという情報を見たので、住み分けをする前に一度チャレンジしてみようと思いました。(先代のレオのことが忘れられず、茶トラをもう一度迎えたいという想いもあったからです。)

3匹目を迎えてみたら関係が良くなった!


ゆあ

保護猫カフェから迎えようと思ったのは、他猫と暮らしていて猫同士の関係を築くのが上手な子が多いのではないかと感じたから。

当時、レオは生後4ヶ月。

また時間をかけて慣れさせていこうと考えていましたが、譲渡当日、猫カフェのオーナーさんが「様子を見てみましょうか」と言い、立ち会ってもらいつつ、なんといきなり対面することに!

正直、大丈夫かなと個人的にめっちゃ不安でしたが、初めてレオを見たジジは威嚇をまったくせず、しばらくするとレオを毛づくろいし始めて…。コタにはあんなにも威嚇したのに…とびっくりし、猫にも相性があるんだなとしみじみ感じました。

その一方、コタはレオに威嚇。

レオがめげずに隣へ行くので、余計にシャーシャー。しかし、スタッフの方が「このくらいなら大丈夫だと思います」と言ってくださったので、そのまま様子見をすることに。

我が家には猫部屋を設けていていたので、猫同士が自ら適切な距離をとれたよう。マイペースでグイグイ系男子のレオはキャットウォークを楽しんだり、威嚇をするコタに「おれ、レオ!ほら、おしりのにおいかいでみ?」と頻繁にお尻を向けたりしていました。

なるほど。こうやってこの子は下手に出て、他猫と仲良くなるのか。そう思い、安心したのを、今でも覚えています。

そして1週間ほど経つとコタの威嚇はなくなり、レオを毛づくろいするように。どうやら、「俺が守ってやらないと」という気持ちが芽生えたよう。

そして、ジジとも相変わらず友好的な関係を築き続けてくれ、気づけばジジとコタが喧嘩をする回数がめっちゃ少なくなっていました。

MEMO
ただし、「新入り猫を迎える」という方法は猫によってはさらにストレスを感じてしまう可能性があるため、愛猫の性格などを十分考慮し、最終的に住み分けする覚悟を持ってからチャレンジしたほうがよいかと思います。我が家はこうだったから、こうするといいよと推奨しているわけではないので、愛猫やご自宅に合った方法を検討していけたらいいなと思います。

仲良くなった「その後」はどんなことに気をつける?


ゆあ

猫同士が仲良くなった「その後」にも、飼い主は努力しなければならないと私は思っています。

中でも特に意識しているのが、「平等にかわいがらないようにすること」。一緒に過ごす時間が増えていくと、どの子のことも平等にかわいがりたいと思えてくるものですが、平等ではなく、おうちに来てくれた順を意識し、少しだけ差をつけていくことが重要なのではないかと感じました。

例えば、我が家では一番の古株であるジジは私と2人きりの時間を過ごすことが好きなので、たまに仕事部屋にいれます。こうしてあげることで、ジジの先住猫としてのプライドが守られ、結果的に猫同士の仲もスムーズにいくようになりました。

その分、コタにはレオには内緒でおやつをあげたり、ソファーで一緒にくつろぐ時に必ず私の隣に来られるよう、ポジションを確保してあげたりしています。

そして、レオには毎朝ハグを。髪を噛みに洗面所に来るのが好きなので、その時間を絶対にとるようにし、ぎゅっとハグします。

MEMO
みんなをちゃんと愛しつつも、わずかな差を設けること。それが私の辿り着いた、争いのない多頭飼いライフを送り続けるためのコツでした。

ゆあ

めっちゃ長くなりましたが、最後まで読んでくださり、ありがとうございます。

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