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オリジナルキャラクター「ホクロ猫ゆにゃん」を制作!側溝の傍らで泥まみれだった愛猫ゆな

捨て猫に、もっと優しい世界になってほしい――。かいにゃーさん(@nekoyunakai)はそんな思いを抱き、保護猫である愛猫・ゆなちゃんをキャラクター化。

瀕死状態だった小さな命が目の前で輝いていることを多くの人に伝え、様々な猫に助けの手が差し伸べられるようにと願います。

母猫に産み捨てられた子猫ゆなと出会って…

2012年の夏、ゆなちゃんはかいにゃーさんの奥さんの勤め先に出現。どうやら、母猫に生み捨てられたよう。側溝の傍らで泥まみれになっていました。
生後数日のゆなちゃんは目が開いておらず、ガリガリ。今にも死んでしまいそうな状態。

かいにゃーさん夫婦はその日から、3時間置きに授乳をし、小さな命を紡ごうと奮闘しました。

夜中も起き、ミルクを飲ませました。最初から哺乳瓶では飲めないので、スポイトで数滴ずつ与えていたことを今でも思い出します。妻はバックの中にゆなを入れ、会社に連れて行くこともありました。

やがて、フードを食べられるようになったものの、体が小さかったゆなちゃんはご飯を吐いてしまうことも。そこで、ご夫婦は体に負担がかからないよう、フード選びや食事管理にも気を配りました。

現在我が家にはネコ、カイ、ユナの3匹がいるのですが、当時、先住猫だったのはネコ。ネコとユナは鍵しっぽだったので、妻と2匹の鍵しっぽ猫が幸運をひっかけてきてくれそうだと話していました。

人見知りで、人間に触られることが嫌いだったゆなちゃん。しかし、大きな愛情を受け、性格は変化。自ら近寄り、朝食時にはダイニングテーブルに乗り、すり寄るのが日課になりました。

遊ぶことも大好きで、かいにゃーさんがネズミのおもちゃやヘアゴムなどを投げると猛ダッシュ。咥えながら持ってきて、もっと遊ぼうよとおねだりもしてきます。

気が強いので、シャーと威嚇することも多いのですが、ソファーの上でお腹を見せ、眠るようにもなりました。

お気に入りの特等席は、奥さんの椅子の上。最近では食洗器の上に君臨することも。

遊び、眠り、まどろむ自由気ままなゆなちゃんの姿を目にするたび、かいにゃーさんは命を繋げた喜びを噛みしめます。

華奢でミルクの飲みもよくなくて、死んでしまうのではないかと思っていたのに、こんなにも丸々と育ってくれて…。胃に水分が溜まりやすい体質のようで今もフードをすぐに吐き出すことがありますが、このまま何もなく長生きしてほしいです。

愛猫をキャラクター化!幸せな猫を増やしたい

口元の毛柄がまるでホクロのように見える、ゆなちゃんは個性的。

そのかわいさに魅了されたのは、かいにゃーさんだけではないよう。

ある日、たまたま撮影できた、カメラ目線でかわいいポーズを決め込むゆなちゃんの写真には大きな反響が寄せられました。

Twitterなどに投稿したところ、かわいいから写真が欲しいと多くの方に言っていただけて。ちょうど私自身、事業としてキャラクターの商品化という分野に興味を持っていたため、ゆなをモチーフにしたオリジナルキャラクターを作ってみようと思いました。

こうして完成したのが、「ホクロ猫ゆにゃん」

かいにゃーさんはLINEスタンプも制作。

LINEスタンプは、全32種類と豊富です。

LINEスタンプは第二弾の制作も考えています。その際は、「こんなスタンプが欲しい」などの意見をみなさんにいただきたい。また、みんなでつくるLINEスタンプ・絵文字なども制作したいと考えています。

今後は雑貨や衣類などのグッズ制作も視野に入れつつ、かいにゃーさんは「ゆにゃん」を広めるために奮闘中。

マスクやバッグ、Tシャツなど構想はたくさん。ゆにゃんを通して少しでも多くの人が捨て猫や迷い猫、保護猫、鍵しっぽ猫に興味を持ってくれたら嬉しいです。猫の命が救われやすい世の中になるよう、頑張っていきたい。

オリジナルキャラクター「ゆにゃん」に願いを託し、猫に優しい社会を作ろうとするかいにゃーさん。その挑戦はまだ、始まったばかり。

今後の活躍に期待しつつ、これから続々と誕生する「ゆにゃん」グッズを愛でたいものです!

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