【安全】敏感肌・乾燥肌のペットに使ってほしい香料0.00％の「マルットシャンプー」

「洗う」に着目し、大切な愛犬や愛猫の健康を守りたい。そんな思いを込め制作されたのが、香料0.00%のペットシャンプー「マルットペット」。本品は1匹の老犬がトリミングに通えなくなるかもしれない…との話に胸を痛めたことから生み出されました。

ゆあ

今回は開発を手掛けた株式会社ビューティ・ハーモニィーの高橋秀明さんに、制作過程やこだわった点などを取材。香料フリーに込めた思いもうかがいました。

ペットシャンプー開発のきっかけは1匹の老犬
香料0.00%のペットシャンプーだから猫も使いやすい
「マルットシャンプー」の特徴と使用者の声
デザインはペア仕様！大切な家族を肌トラブルから守るには？

ペットシャンプー開発のきっかけは1匹の老犬

株式会社ビューティ・ハーモニィーは、高橋さんのお母さんが築かれた会社。お母さんは、肌が弱くてステロイドなどを使わないとかゆみがおさまらず、石鹸などがしみていた高橋さんを想い、敏感肌の息子でも安心して肌を洗える製品を作りたいと奮闘。

その結果、敏感肌・乾燥肌でも使える香料フリーのボディソープが誕生。同じような悩みを抱える人々を救ってきました。

ペットシャンプーの開発を思い立ったのは、お客さんから年老いた愛犬がトリミングに通えなくなり、困っていたから。ワンちゃんは乾燥しやすい敏感肌だったため、飼い主さんは肌ケアにも悪戦苦闘。オムツをさせるようになってからは、かぶれも気になるように。

高橋さんは自分たちの経験が動物も救えるのではないかと考えました。

高橋秀明さん

自宅で簡単に肌ケアできるシャンプーがあれば、愛犬の皮膚炎や肌荒れで苦しんでいる飼い主さんを救え、双方がより幸せに暮らせると思いました。

香料0.00%のペットシャンプーだから猫も使いやすい

目指すは、乾燥しやすい敏感肌のペットを優しく洗えるシャンプー。制作過程で一番悩んだのは香料でした。

これまで手掛けてきた人間用の製品は必要な成分以外を極力削ってきたため、香料もなし。けれど、ペット用シャンプーは動物臭を抑えられるよう、香料が含まれているのが一般的であるため、高橋さんは悩みました。

その結果、たどり着いたのが「香料0.00%を特徴にする」という答え。

高橋秀明さん

犬用シャンプーは香りがついていることが一般的ですが、猫用シャンプーは無香料。猫はグルーミングで自分の匂いを消すほど匂いに敏感だから、無香料という特徴は猫の飼い主さんにとって嬉しい決め手になると思い、犬猫兼用のペットシャンプーへと舵を切りました。

人間とは肌のpH値やターンオーバーの周期、皮膚の薄さなどが違う犬や猫たちが安心して使えるよう、トリミングサロンのオーナーさんにアドバイスをもらいつつ、開発を進めていきました。

高橋秀明さん

低刺激で皮膚にも被毛にも優しく、保湿力も高いアミノ酸界面活性剤を主成分にしました。犬と猫でもpH値は若干差があるので、弱酸性とアルカリ性のどちらにも使用できるよう、液性は中性に処方しました。

この微妙なバランスを作り出すことが、何よりも難しかったと言います。

「マルットシャンプー」の特徴と使用者の声

こうして完成した「マルットシャンプー」には7つの嬉しい特徴が。

やさしい泡立ち、泡切れよし。時短、簡単、おうちシャンプー
8つの無添加
アミノ酸系シャンプーで低刺激
香料0.00%
洗い上がりはしっとり、滑らか。リンスなしでも毛がふわふわ
犬も猫もマルット洗える
ペットにも環境にもやさしい

シンプルなパッケージで暮らしの中に馴染みやすいのも、特徴です。

ペットを洗うことをマルットしようと言ってもらいたい、肌トラブルがなくなることでペットも飼い主にも◯という意味が商品名に込められた「マルットシャンプー」は2021年2月27日（土）までマクアケにて先行販売中。

クラウドファンディング初日で目標達成！先行予約はまだまだ受付中です！
「引き算の美学」でつくるボディソープ「マイナスウォッシュ」とペットの気持ちになってつくった香料0.00%完全無香料のペットシャンプー「マルットペット」https://t.co/BWnlIXRhMZ #Makuake #クラウドファンディング挑戦中 pic.twitter.com/WFVxsjUojU

— Beauty Harmony | 株式会社ビューティ・ハーモニィー (@BeautyHarmony2) December 23, 2020

初日に目標金額を達成してからも、サポーターは続々と増えています。

高橋秀明さん

今回のクラウドファンディングを通し、動物に優しいシャンプーを望む飼い主さんが多くいることを知り、動物を本当の家族と思っている方が多いのだなと嬉しくなりました。

実際、ペットシャンプーの常識である「香り」と決別してみたら、飼い主さんから「大人しくシャンプーをさせてくれた」という喜びの声が。

高橋秀明さん

人間だって、いくらいい匂いでも密室で充満していたら、不快に感じますよね。飼い主が満足するのではなく、ペットが満足することを目指したかったんです。

モニター調査を行った際には、いつもシャンプー後に体を引っかき、傷だらけになってしまっていた愛犬の行動が改善したという嬉しい報告も寄せられました。

ちなみに、開発のきっかけとなったワンちゃんも気持ちよく使用してくれたそう。

高橋秀明さん

おとなしく洗わせてくれ、リンスなしでも毛がふわふわになったと言っていただきました。年配の飼い主さんなのですが、すすぎが簡単にできる点も喜んでいただけました。

デザインはペア仕様！大切な家族を肌トラブルから守るには？

マルットシャンプーは使用し続けることで、次第に動物が本来持っている油分で毛にコシやツヤがでてくる作り。

効果を実感できるまでにはペットの種類や毛量によって差がありますが、開発のきっかけとなったワンちゃんの場合は月2回使用していたところ、２ヶ月目から毛がサラツヤになったそう。

本品は敏感肌の子だけでなく、スフィンクスのような皮脂の分泌量が多い子にも適しています。

高橋秀明さん

ヤシ油由来のアミノ酸系の界面活性剤を使用しています。そもそも界面活性剤には油分を落とす機能があるので、皮脂分泌の多い子でも洗い心地には満足頂けると考えています。

高橋さんはそもそもペットシャンプーには強力な洗浄力が必要ないと思っているため、マルットシャンプーの洗い心地はマイルド。

高橋秀明さん

皮膚には自浄作用があるので、通常は炎症が起きません。ですが、擦りすぎたり洗いすぎたりすると傷つき、そこに汚れが入って炎症してしまいます。

犬や猫は人間と比べて角質層も薄く、皮膚が敏感なため、使用する際は汚れを落とすことより、洗いすぎないことを意識してほしいそう。

猫は水を苦手に思う子が多いため、長毛種であっても、飼い主さんは「洗う」という行為に対してハードルが高いと感じてしまいやすいもの。高橋さんは皮膚のことも考え、そうした場合には全身を無理に洗う必要はないとも思っています。

高橋秀明さん

毛づくろいがうまくできていなさそうな箇所を洗ってあげてください。お尻や後ろ足などから洗うのがおすすめです。うまく洗うことができれば、猫ちゃんとのコミュニケーションにもなりますし、グルーミングでうまくケアできていない部分を補うこともできます。ただし、人間の都合で洗いすぎないように配慮していきましょう。

なお、高橋さんには人もペットも地球の環境に生かされているという想いがあるので、外箱は段ボール製。

製品自体も、生分解性の高い成分で作られています。