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下僕が辿りついた同居猫同士の「喧嘩」を防止する方法

ゆあ

日々の暮らしの中で突然、愛猫たちの闘争心が盛り上がり、ハラハラしてしまう…。そんな瞬間が猫飼いにはある気がします。

我が家はコタロウが私にべったりさん(嬉しい)なので、レオンやジジを構うと嫉妬して、「お前、俺の女に手を出すんじゃねえ」と激おこ彼氏モードになることが…。(嬉しい)

でも、そんな気まずい空気はさっさと取っ払って、みんなで仲良くにゃんにゃんしたい。そう考えた結果、下僕は3つの解決案にたどりきました。

下僕の私が辿りついた愛猫の喧嘩ムードを和ませる方法

①同じ釜の飯を食おうぜ作戦

同じ釜の飯を食ったら、分かり合えることもあるだろう。そんな思いからやっているのが、猫用おやつ「ちゅ~る」を分け合おう作戦。一発触発な雰囲気を察したら、猫が手を出す前に「まあまあ、そんなに怒らずに。とりあえず1本いっとく?」と声をかけ、ちゅ~るを開封します。

こうすると、おキャット様たちの心は「ウマウマなの貰えるやん!」に集中。喧嘩のことを忘れてもらうのと同時に、喧嘩しようと思っていた相手と大好物のおやつを食べることにより、「こいつといると、もしかしたらいいことがあるのでは?」と思ってもらえるといいなとも考えています。

②気分転換されてみてはいかがでしょうか作戦

そういえば、最近、遊びの時間があまり十分ではなかったかもしれないと思った時によくやるのが、この作戦。大好きな猫用おもちゃを棚から取り出し、「こっちで全力出そうぜ!」とお誘いします。

コタロウとレオンが好きなおもちゃ

コタロウとレオンが好きなのは「カシャぶんスーパーロング バード」

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ゆあ

「カシャぶんスーパーロング バード」はめっちゃ長いので、飼い主があまり動かなくてもおキャット様をしっかりと運動させられます。怠け者の下僕にとっては、大変ありがたいおもちゃとなっています。

ジジが好きなおもちゃ

ジジは「ただのひも」もしくは「じゃれ猫 LEDにゃんだろー光線」が大好き。

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ゆあ

「にゃんだろー光線」はレーザーポインターっぽいけど、猫の目に優しいつくりになっているので安心して使用できます。

この作戦は別名「その怒り、私が喜びに変えてみせる戦法」でもあるので、普段より遊びをイージーモードにしておもちゃをしっかりと取らせてあげます。こうすることで、おキャット様は「獲物捕まえれたぞ!ドヤ!」と、狩猟本能が満たされ、ストレスが解消されやすくなると思うので。

③みんな愛してるって言ってるじゃん作戦

これは、少女漫画のヒロインの気分になれます。嫉妬心から、私を取り合うおキャット様たち…。そんなにも私が好きだなんて、嬉しいけど、もうこれ以上、私のために争わないで…!

そんな思いを込め、(時には言いながら)みんなを順番に抱っこします。

これは割と、おキャット様の怒りのボルテージが低めな時に行うことが多いかも。おうちにやってきた順に抱っこし、「大丈夫だよ。〇〇のことも大好きだからね。心配しなくてもいいんだよ」とひたすら語りかけます。(もうええわとおキャット様があきれて、ぴょんとどっかに行くまで)

人間だって、大好きな人が他の相手にデレデレしていたら心が傷つくし、悲しい気持ちになるし、やさぐれもする。それは猫であっても変わりがないはずだから、言葉とぬくもりで、ちゃんと「あなたは必要な存在だよ」ということを伝えようと思っています。

もちろん私が行っている手法が万能というわけではなく、日頃から感じているストレスの度合いや性格などによって心に響かない場合もあると思います。(猫同士の関係性は猫たちに任せておいたほうがいい場合もあると思いますしね)

でも、飼い主として猫たちのちょっとしたいざこざが見てられない…と思った時には「喧嘩」という事実から意識を遠ざけることは効果的だと個人的には感じたので、もし、よかったら困った時に試してみてください。

仲が悪い同居猫との関係を改善するには?

ゆあ

ここからは少し堅苦しい話になるので、それでもいいよって方はお付き合いくださいませ。

猫同士の喧嘩が激しい場合

猫同士の喧嘩で流血が見られるような激しい喧嘩の場合は飼い主さんが怪我をしちゃう可能性があるので、軍手をはめるなど完全防備をして仲裁を。(※本気モードの猫の爪、牙は怖いです。パスツレラ症や猫ひっかき病が引き起こされる可能性があるので注意が必要。)

人間と同じく、猫同士であってもどうしても相性が合わないことはあるので、もし喧嘩が続くようであれば、住み分けを検討することも大切です。

ただ、そうはいっても程よい距離感を保って暮らせたほうが猫が感じるストレスは少ないもの。なので、住み分けをする前には、一度「出会い直し」をさせてみて、本当に仲よくなれる可能性がゼロなのかを確かめてみることも必要だと思います。

参考にした書籍

そのためにすごく参考になるのが、アメリカで猫の行動専門家として活躍しているジャクソン・ギャラクシー氏の書籍『ジャクソン・ギャラクシーの猫を幸せにする飼い方』(ジャクソン・ギャラクシー:著/ミケル・デルガード:著/プレシ南日子:訳/エクスナレッジ)

ゆあ

私もこの書籍には何度も助けられましたし、猫という動物の心を理解するためにとても役立ちました。同居猫たちの仲を改善したいと考えている方はもちろん、猫の心を知りたいと思っている方にとっても心強い味方になってくれると思います。

猫同士の喧嘩に怒ってはいけない理由は2つ

ちなみに、同居猫たちが喧嘩している時に怒るのはNG。その理由は2つあります。

  • 飼い主から構ってもらえた!→もっとやろうと思っちゃう
  • こいつといると怒られる→もっと相手のことが嫌いになっちゃう

ゆあ

こうした「誤解」を防ぐために大切なのは、、、
  • 仲が悪い猫と仲良くor普通に過ごしている時にこそ構う
  • 大好物のおやつをあげるなどして、一緒にいる時に嫌な感情より、いい感情が芽生えるように配慮する
  • いじめられている側ではなく、いじめる側を構う時間を増やす

猫同士の喧嘩の根本的な解決策

また、毎日の遊びを通して、根本的なストレスを減らすことも仲を改善するには重要です。猫にとって遊びは、大切なストレス解消。特に完全室内飼いの猫は遊び不足な傾向にあるので、飼い主さんがおもちゃなどを使って遊んであげることが大切。

でも、飼い主さんが時間をとれない日や自分自身が疲れていて遊べない日ももちろんあるものです。だからこそ、愛猫がひとりでも満足できる電動おもちゃを取り入れつつ、「人も無理をしすぎない遊び」を見つけていくことが大切だと思います。
(電動おもちゃは毎日使っていると飽きやすいので、こんな風に「ちょこっと使い」するのが向いているとも思いますしね。)

電動おもちゃのおすすめ

個人的にペット用の電動おもちゃはこれから需要が高まってくる&業界が力を入れてくれる分野ではないかなと期待しています。ちなみに我が家で一番おキャット様の食いつきがよかったのは「キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン2」でした。

不規則な動きに設定できるので、飽きにくかったみたいです。ただ、クルクル回る棒をどこかに持ち運ぼうとすることはあったので、誤飲などが心配な猫さんは気を付けたほうがよいかもしれません。

日本の玩具メーカーさんが全力投球してくれたら、絶対、もっと猫も人も満足できる猫用おもちゃができると思うんだけどなあ…。未来に期待しつつ、おもちゃという観点からも猫の仲の改善策を探っていけたらいいですね。

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