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猫の取材記事ってどう書いてるの?下僕ライターが辿り着いた“執筆方法”を大公開

こんなツイートを載せたところ、ライターの裏側に興味を持ってもらえたので、今回は妨害するおキャット様の姿を挟みながら、下僕の仕事スタイルを綴ってみる。

まだライター歴7年のペーペーだけど、なんとなく「これやと、いい感じの文が書ける」って思える形を自分の中で確立させることができたよ。

ゆあ

もし、ライターを目指している方がいたら、参考にしてみてね

執筆の流れを大公開

取材記事の場合

取材記事の場合はまず、取材先の選定とアポ取り。

(時に妨害されることもあるけれど)

私はSNSから探すことが多いので、投稿内容をチェックしながら、話を聞きたい方をリストアップ。媒体によっては、「この人お願いします」って依頼されることも。

OKもらえるかが、実は一番ドキドキ。文でも人見知りなので、相互フォローではない方に連絡する時は緊張。(そして誤字脱字に繋がり、落ち込む)

OKを頂けたら、質問を考案。すでに公開されている情報を聞くと、「何度も話すの、だるい」って取材対象者さんが思うので、できる限りチェックして重複しないようにしてる。

正直、取材記事は質問が肝。これによって、記事の出来や深みが全く変わってくる。

(時におキャットさまの誘惑に負けて作業中断)

私は自分が人見知り&電話で時間を拘束されるのが嫌い&文のほうが都合のいいタイミングで回答できると思う派なので、文での質問がメイン。

対面やオンラインの時はボイスレコーダーを使いつつ、相手の目を見ながら、メモを取ります。

取材後はメモやいただいた回答を見ながら、構成を頭の中で組み立てて執筆。

(校閲キャットに見守られながら)

取材すると絶対、心に刺さる言葉があるので、それをどこに持ってくるかを考えてから構成すると結構スムーズ。

もちろん内容にもよるけれど、執筆は1~2時間くらいで終わることが多い。

その後、パソコンに打ち込み、写真選定などして完成。写真を選ぶ時は文のエピソードに合ったものを…と思うので、取材対象者さんのSNSをくまなくチェックしてます。(ごめんね)

(レオは、よくやる気を奪い取りにくる)

Wordの校正機能を使って読み上げてもらうことで誤字脱字と客観的な読みやすさをチェックした後、自分で読んでみて、つまるところがないか確認。

だから、「読みやすいよ」って言ってもらえるのは、すごく嬉しいんです…。

取材記事ではない場合

今、書いている中で取材記事じゃないのは「書籍レビュー」や「コラム」「やってみた系」。

書籍レビューは正直、一番時間がかかる記事。読まないと、何も書けないので(笑)私は1時間で、大体100ページくらいの読書速度。

メモを片手に登場人物の名前やあらすじ、感じたこと、引用したい箇所などを書きながら読む。

(いい加減構えよのコタ)

読み終わったら、メモをもとに記事を執筆。パソコンに打ち込んだ後、プリンターで印刷して声に出して読み、誤字脱字と読みやすさを自分で校正。完成までに半日かかるけれど、その分、達成感や満足感が半端ないです。

コラムは自分にとってはエッセイみたいな感覚で書けるので、1時間くらいで完成。ただ、自分にしか通じない表現がないかどうか、第三者から見たらどう映るかを考えて、言い回しに気を付けるようにはしています。


こちらはWordの校正機能で読み上げて、客観的にどう響くか確認しながら誤字脱字をチェック。

「やってみた系」は、1日かかる。写真が重要なので、一眼レフを構えながら素材を撮った後、記事を執筆。「作ってみた系」の時は作りながら感じたこと、必要な情報をメモ。

時には、とんでもハプニングもあります。

ちなみに、7年ライターやってて思ったのは、キーボードを叩いて出てくる文とペンを持ちながら紙と向き合って出てくる文には違いがあるということ。

だから、自分がしっくりくる言葉が出てくるほうで書くといいかも。


書くことって最上級の自由だと思うので、それを楽しいと思う人や生業にする人が増えるといいなあ。(そして、フリーランスに、もう少し優しい世界になれば最高…)

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