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【失敗談有り】猫と暮らす家を建てたいと思ったら「○○すぎない」が大切

ゆあ

「猫も人間も快適に暮らせる家を建てたいなあ」と思い、理想の家を頭の中で想像している飼い主さんはきっと多いはず。注文住宅は難しくとも、「リフォームする時に猫仕様にしてみるか」とか「賃貸だけど、壁や柱を傷つけずになんか工夫できんかなあ」と思っている人もいるかと思います。

今回は、そう考え始めた時に注意したい、大事なポイントを解説。下僕の失敗談も含めたので、「こいつ失敗したんかよ」と笑いながら、見てやってください👩

猫と暮らせる家を建てる時は「作り込みすぎない」


猫仕様の家を建てる時は猫愛が強いほど、張り切っちゃうもの。私もそうでした。でも、実は作りこみすぎないことが一番大切です。その理由は3つ。

  • 設備を愛猫が使ってくれるか分からない
  • 年齢や飼育頭数によってライフスタイルが変わるから
  • 初めて猫を迎える場合は個性が分からないから

①設備を愛猫が使ってくれるか分からない

ゆあ

猫の好みって、その子その子によって全く違うなって、色んな猫さんと関わるたびに思います。
うちでは気に入ってくれているおもちゃやおやつを他の猫さんがあまり好まないと、新しい発見だなと、いつも楽しくなります。それと同じで、設備も猫によって好みが分かれます。

例えば、キャットウォーク。

猫は横より縦の広さを重視する動物ですし、運動量をアップさせるためにもキャットウォークのように上下運動ができるものはあったほうがいいのですが、我が家で見ていて、キャットウォークも好みが分かれるなと感じました。

例えば、コタロウはあまりキャットウォークに登らず、ソファーで私に寄り添いながら過ごすのが好き。

対して、レオは「キャットウォークがんがん行こうぜ派」。

夜になるとよく、爆走しています。

ちなみにジジはキャットステップに、なぜか手をかけながら眠るのが好き。

こんな風に、猫によって使い方や使用頻度に差があるので、愛猫があまり使ってくれない可能性もあることを考慮し、あまり作り込みない家づくりをしていくのがおすすめです。

②年齢や飼育頭数によってライフスタイルが変わるから

ゆあ

猫仕様の家を考える時って、どうしても自然と成猫が満足できる家を思い浮かべることが多いと思います。(走り回れるキャットウォーク、自由に遊べる猫部屋などなど…)でも、動物も年齢を重ねると、ライフスタイルが変わってきます。

これから先、猫の平均寿命はさらに長くなる可能性があると言われていますが、それは言い換えれば、老猫期が長くなるということ。そうした時に使えない設備が多いと、飼い主さんも猫さんももどかしくなってしまうので、アクティブな成猫期をイメージして作り込みすぎないようにすることも大切です。

また、保護や運命の赤い糸によって、一緒に暮らす猫が増える可能性もあります。特に単頭飼いと多頭飼いではキャットステップの数やトイレを置くのに必要なスペースなどが大きく変わってくるので、後から柔軟に対応できるようにしていけたらいいですね。

③初めて猫を迎える場合は個性が分からないから

ゆあ

一緒に暮らせる家を建ててから、猫を迎えようと考える方もいるはず。私も形から入りたいタイプなので、気持ちがめっちゃわかります。

でも、そうした場合は愛猫の個性が分からないので、作り込みすぎてしまうと「トイレはもっと大きいほうが使いやすそうだけど置くところがない」や「キャットステップの間隔を狭くしてあげればよかった…」など、後悔が出てきてしまう可能性が…。

我が家も一般的な幅だと、ジャンプ力がないジジがキャットステップを跳ぶ時に危なかったので、あらかじめ一緒に暮らし、「ちょっとおニブちゃん」ということを知っていてよかったなと思いました。

作り込みすぎた結果、下僕は失敗したよ


我が家は猫と暮らせる共生住宅。自分のモット―である「人も猫も快適に暮らす」を叶えたくて、キャットウォークを取りつけ、猫部屋を作って…と、とにかくやりたかったことをぜーんぶ詰め込んで作り込んだ結果、失敗したところあります…悲しい。。

それが、トイレ。

アパートで暮らしている時に猫砂が飛び散るのが掃除が苦手な自分にとって、ものすごくストレスだったので家を建てる時には飛び散りを防止するため、真っ先に設計士さんに「猫用トイレを置く床を一段下げてください」と頼みました。

ゆあ

猫にとって理想的な数である「頭数+1個」置けるようにトイレのサイズをきっちり測り、掘り下げてもらってめっちゃ満足。猫砂も飛び散りにくいし、快適!
…と喜んだのも、つかの間。引っ越したら関係が改善するかもしれないと思っていたジジとコタロウの仲が全くよくならなかったので、保護猫カフェから新しい猫を迎えることにしたため、トイレがもうひとつ必要に。

ギリギリトイレは4つ置けたものの、コタはレオが来てから、同じトイレでするのが気に入らなかったのか、ペットシーツでするようになり、コタ専用のトイレが必要に。

結局、現在、我が家では掘り下げたところに、

  • コタの粗相対策のペットシーツ
  • ワイドサイズのトイレ
  • オープンタイプの猫用トイレ

を置き、その向かいに、

  • コタ用のトイレ②
  • オープンタイプの猫用トイレ

を置いています。

コタはうんちは猫用トイレでしますが、おしっこはレオを迎えた頃から、猫用トイレ、ペットシーツの上、何も敷いていない掘り下げた部分など、その日の気分で色々な場所にするようになったので試行錯誤し、今の形に落ち着きました。

ゆあ

きっと最初、レオに居場所がとられちゃうと思って不安だったんだよね。そして、においがついてしまったから、いろいろな場所でするようになったんだよね。ごめんよ。愛情表現が足りなかったね。。

コタは分離不安症っぽくて、繊細な子なので、そうしたメンタル面を踏まえて、トイレ環境を作り込みすぎないようにしていけばよかったなと、今でも後悔しています。(もっと掘り下げる部分を広範囲or数か所にすればよかった…)

MEMO
こんな風に、共に暮らしていく中や引っ越し後に愛猫(or飼い主)の望む暮らし方が変わる場合もあると思うので、「猫と暮らせる家を…」と考えた時には、「柔軟に対応できる家」を目指していくとよいのではないかなと思います。

「作り込みすぎない家づくり」をするには?


ゆあ

さて、「作り込みすぎない」って言われても、どうすればいいんだ…っていう疑問が芽生えてきますよね。なので、ここではいくつか参考例を🏁アイデアのひとつとして、楽しんでいただけたら嬉しいです。

例えば、壁を補強してもらい、数か所だけキャットステップ設置しておけば、実際に暮らしていく中で、必要だと感じた時にキャットステップを増やせるのでおすすめ。

また、老猫期に安心して過ごせるよう、あえて猫部屋にキャットステップをつけないという案もよさそうです。(うちはこれを採用しています)

なお、初めて猫を迎える場合は壁を補強してもらった上で、愛猫の身体能力や個性、好みなどが分かるまで、家具で上下運動ができないか考えてみるのもあり。トイレ周辺は我が家と同じ失敗をしないよう、「頭数+1個」よりも多めに置けるよう、十分なスペースを確保してみてください。

ゆあ

愛猫の意思を尊重できるよう、柔軟な家にする―。それも、人と猫が快適に暮らすためには大切なポイントです👩🐱😼🦝

1 COMMENT

Racco

“ちょっとおニブちゃん”笑いました。笑
たしかに、”猫”って言ってもみんな全然違いますもんね~、トイレの話もめっちゃ共感です!トイレを置ける広さと場所ってほんと大事だし難しい。

迎え入れることを運命の赤い糸って表現…かわいい、素敵。

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